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もくじ
Amazonさんの各種サービスを利用するのに必要な「Amazonアカウント」。
ママさんやパパさんのAmazonアカウントでお子さんに各種サービスを利用させている方も多いかと思いますが、問題はないのでしょうか?
また、子供用のAmazonアカウントは作成できるのでしょうか?
そこで気になるAmazonアカウントの作成やサービスの利用についてご紹介します。

Amazonアカウントは一人1アカウントまで
Amazonさんのヘルプなどに明確な記載はみつけられませんでしたが、ネットでみつけた個人の方の情報によると「Amazonアカウントは一人1アカウントまで」のようで、複数アカウントを持っていることがわかると最悪の場合アカウント停止になるようです。
AppleさんのApple IDは複数アカウントを持っていても罰則などはないはずなので、Amazonアカウントは注意が必要ですね。
作成は成人(20歳以上)が対象、利用は20歳未満も可能
Amazon.co.jp利用規約のアカウント項目に年齢に関する記載があります。
Amazon.co.jp は子供向けのアマゾンサービスも販売していますが、販売する相手は成人(20歳以上)のお客様に限られます。20歳未満のお客様は、親権者または後見人が承諾する場合に限り、アマゾンサービスをご利用になれます。
利用規約にあります通り、Amazonさんではサービスの提供対象を「販売」と「利用」にわけています。
まずは販売ですが「成人(20歳以上)」が対象と明記されています。
Amazonさんが販売するサービスの購入にはAmazonアカウントの作成が必要なので、アカウント作成対象も同じく成人、つまり未成年はアカウントの作成ができません。
次に利用ですが、親権者または後見人の承諾が必要ですが、「未成年(20歳未満)」も対象と明記されています。
つまり未成年がAmazonさんの各種サービスを利用しても問題ありません。
以上をふまえると「子供用のAmazonアカウントは作成できない」が「親のAmazonアカウントで子供にサービスを利用させることはできる」ということになります。
実際は未成年もアカウントが作成できるが規約違反
ネットでみつけた個人の方の情報によるとAmazonさんではアカウント作成時に年齢確認がないので、Amazonさん側でアカウント作成者や利用者の年齢を確認する術がない、つまり実際は未成年でもAmazonアカウントを作成できてしまいます。
たしかに私がAmazonアカウントを作成したときも年齢を聞かれた記憶がないので、Amazonさん側で年齢を確認するのは難しいのでしょうが、上の説明の通りAmazonさんの規約違反であることは間違いないので注意が必要です。
「Prime Student」なら未成年でも登録可能
プライム有料会員の学生版「Prime Student」は、年会費1,900円または月会費200円(プライム有料会員は年会費3,900円または月会費400円)でプライム特典を利用できるお得なプログラムですが、ヘルプにこんな記載があります。
ご登録には、以下の条件をすべて満たす必要があります。
- (前略)
- Amazon.co.jp のアカウントを持っていること
- (中略)
- 未成年者の場合は、親権者または後見人の同意があること
このヘルプを読むと、Prime Studentに登録するのであれば、未成年でもAmazonアカウントの作成ができそうです。
Prime Studentは最長4年間利用できるのですが、成人しかAmazonアカウントが作成できない場合、現役で大学に合格した学生は2年間しか利用できないので、その救済措置でしょうか?
「Amazon Household」が日本で開始すれば解決
Appleさんには「ファミリー共有」という家族のApple IDを一元管理できる機能がありますが、Amazonさんも米国では「Amazon Household」という似た機能を提供しています。
この機能、あらかじめ機能制限が設定された3種類のアカウントが用意されていたり、コンテンツの利用制限をアカウントごとに管理できたり、Fireタブレットの機能制限をアカウントで一括管理できたりと非常に多機能で便利なのですが、日本では提供開始の予定がありません。
この機能が日本で利用できるようになれば、Amazonアカウントに関する面倒事のほとんどが解決するので是非とも提供を開始して欲しいですね。
