もくじ
『Amazon Kids+(旧FreeTime Unlimited)』は、Amazonさんの子供向け知育コンテンツ定額サービスです。
我が家の子供たちも、1年間使い放題が含まれる『Fire 7 タブレット キッズモデル』と『Fire HD 8 タブレット キッズモデル』『Fire HD 10 キッズモデル』で楽しんでいますが、サービス内容や設定などでわかりにくい点が多数ありました。
そこでAmazon Kids+やキッズモデルの1年間使い放題について調べた結果とカスタマーサービスからの回答などを、質問回答形式でまとめましたのでご紹介します。
米国Amazonさんのカスタマーサービスにも問い合わせましたので、日本Amazonさんの説明ページやヘルプには載っていない内容も含まれていると思いますよ。

Amazon Kids+ 全般
Amazon Kids+とは?
Amazon Kids+(旧FreeTime Unlimited)とは、Amazonさんの子供向け知育コンテンツ定額サービスです。
月額980円(Amazonプライム会員は月額480円)で、子様向け書籍やビデオ、学習用アプリ、ゲームなど数千点のキッズコンテンツを利用できます。
米国では2012年12月、日本では2019年3月にサービスを開始しました。
登録・申込みの方法は?
Fireタブレットに登録したAmazonアカウントで、過去に一度もAmazon Kids+を登録・申込みしていない場合、まずは無料体験の申込みが必要です。
Fireタブレットのホーム画面にある「フリータイムアプリ」をタップし、案内画面で「無料トライアルスタート」ボタンをタップして無料体験を申込んでください。
無料体験期間終了後、有料の月額サービスへ移行されます。
すぐに利用を開始したい方には、Amazon Kids+の1年間使い放題が含まれる『Fire 7 タブレット キッズモデル』『Fire HD 8 タブレット キッズモデル』『Fire HD 10 キッズモデル』もオススメです。

「フリータイムアプリ」をタップ、「無料トライアルスタート」をタップ

キャンセル・解約の方法は?
Amazon Kids+の無料体験や月額サービスのキャンセル・解約は、「サポートページ」からカスタマーサービスに連絡、もしくは「ペアレントダッシュボード」経由でカスタマーサービスに連絡します。
なお、ネットではFireタブレットの「プロフィールとファミリーライブラリ」設定や「フリータイムアプリ」からキャンセル・解約できるとの情報もありますが、カスタマーサービスに問い合わせたところ、こちらの手順は案内していないとのことで、上記のいずれかの方法でカスタマーサービスに連絡するよう指示されましたので注意してください。
利用できる端末は?
Amazon Kids+を利用できるFireタブレットは、2015年発売の「第5世代」以降のモデルで、OSの自動アップデートによりホーム画面に「フリータイムアプリ」が追加されますので、そちらの有無で判別できます。
中でもAmazon Kids+の1年間使い放題が含まれる『Fire 7 タブレット キッズモデル』『Fire HD 8 タブレット キッズモデル』『Fire HD 10 キッズモデル』は、初期設定の途中でAmazon Kids+の設定もまとめてできるためオススメです。
また、日本でも2021年1月23日にAndroid端末向け「Amazon Kids+ アプリ」がリリースされ、Android 5.0以上を搭載したスマホなどでも利用できるようになりました。

左からFire 7 キッズモデル、Fire HD 8 キッズモデル、Fire HD 10 キッズモデル


契約単位や利用人数は?
Amazon Kids+はAmazonアカウント単位の月額契約となり、サービスを利用するための「子ども用プロフィール」をアカウントごとに4人まで設定できます。
また、利用人数はプロフィール単位での管理となり、各プロフィールを登録できる端末の上限台数は今のところ設定されていないそうです。

対象年齢は?
Amazonさんが想定しているAmazon Kids+の対象年齢は3才から12才までです。
子ども用プロフィールに設定した年齢制限で、利用できるコンテンツは自動的に選別されますが、先行で開始している米国の影響か、各コンテンツの年齢設定は低めのため、上限は小学校中学年程度までの印象です。
特に学習向けコンテンツは対象年齢が低めの傾向ですね。
プロフィールの設定や管理は?
子ども用プロフィールの設定や管理は、Fireタブレットの「プロフィールとファミリーライブラリ」設定や「フリータイムアプリ」、Amazon Kids+の「ペアレントダッシュボード」からできます。
プロフィールとファミリーライブラリ設定とフリータイムアプリでは、子ども用プロフィールごとに、コンテンツの年齢制限や利用制限、利用時間などを設定できます。
また、ペアレントダッシュボードでは、プロフィールの一元管理や、プロフィールごとの利用状況の確認などができます。


コンテンツの許可・制限は?
子ども用プロフィールに設定した年齢制限で、利用できるコンテンツは自動的に選別されますが、Fireタブレットの「プロフィールとファミリーライブラリ」設定や「フリータイムアプリ」、Amazon Kids+の「ペアレントダッシュボード」からコンテンツ単位で許可・制限もできます。
また、Amazon Kids+のコンテンツ以外にも、Fireタブレットに登録したAmazonアカウントで『Amazon Android アプリストア』から購入したコンテンツも許可・制限できます。

コンテンツを個別に許可・制限可能


コンテンツの利用にWi-Fi接続は必要?
ダウンロード対応コンテンツは、端末にダウンロードしておくことでWi-Fiに接続していなくても利用できます。
なお、ダウンロードできる数が設定されているコンテンツもありますので、詳細はリンク先のヘルプも確認してみてください。

ダウンロード対応コンテンツはWi-Fi接続不要で利用可能
日本向けコンテンツだけにできない?
子ども用プロフィールの言語設定を日本語だけにすることで、(完全ではないですが)コンテンツを日本向けに制限できます。
設定手順などはリンク先の記事を参考にしてみてください。

左が英語オン、右が英語オフ

プライム・ビデオはみられない?
子ども用プロフィールの専用ホームページに表示される「ビデオ」の中に「プライム・ビデオ」対象作品が含まれています。
設定手順などはリンク先の記事を参考にしてみてください。

「ビデオ」に「プライム・ビデオ」のコンテンツも含まれる

YouTubeはみられない?
子ども用プロフィールでも「YouTubeアプリ」を追加することでYouTubeを視聴できるようになります。
設定手順などはリンク先の記事を参考にしてみてください。

「YouTubeアプリ」を追加して視聴

コンテンツがダウンロードできない?
コンテンツがダウンロードできない、アプリが起動しないなどの不具合が発生することがあります。
そこで、これまでに不具合を改善できた方法や情報などをまとめてみましたので、詳細はリンク先の記事を参考にしてみてください。

キッズモデル Amazon Kids+ 1年間使い放題
権利の紐付けは?
『Fire 7 タブレット キッズモデル』『Fire HD 8 タブレット キッズモデル』『Fire HD 10 キッズモデル』に含まれるAmazon Kids+の1年間使い放題の権利は、端末ごとに固有のサブスクリプションIDが設定されており、そのサブスクリプションIDは端末にはじめて登録したAmazonアカウントに紐付け(移行)されます。
また、Amazonアカウントに紐付けされたサブスクリプションIDは、端末を初期化し、「サポートページ」からカスタマーサービスに連絡することで、別のAmazonアカウントに紐付けし直すこともできます。
開始日はいつ?
1年間使い放題の開始日は、端末がはじめてネットワークに接続した日です。
サブスクリプションIDをAmazonアカウントに紐付けした日ではない点に注意してください。
なお、Amazonアカウントへの紐付けが完了すると、登録したメールアドレス宛にAmazonさんからウェルカムメールが届きますので、内容を確認し、必ず保存してください。

ウェルカムメールは必ず保存
更新日・終了日は確認できる?
Amazon Kids+を契約しているAmazonアカウントでログインした状態で「お客様のメンバーシップおよび購読」にアクセスすることで更新日を確認できます。
カスタマーサービスに解約を申請すると、更新日が終了日に変わるのでわかりやすいですね。
なお、解約を申請しても終了日までは利用できますから、解約する場合は残り日数に余裕を持ってカスタマーサービスに連絡するのが良さそうです。

「お客様のメンバーシップおよび購読」で更新日を確認
権利の重複はどうなる?
複数のキッズモデルを、同じAmazonアカウントで利用を開始し、1年間使い放題の権利が重複した場合、期間は延長されるのではなく、重複期間は無視され、終了日は遅い日が適用されます。
例えば、同じAmazonアカウントで、1台目を1月1日に利用を開始し、追加で2台目を2月1日に利用を開始した場合、重複期間となる2月1日から翌年1月1日までは無視され、終了日は翌年2月1日になります。
なお「サポートページ」からカスタマーサービスに連絡することで、重複したいずれかのサブスクリプションIDを別のAmazonアカウントに紐付けし直すこともできますが、この場合はサブスクリプションIDごとの終了日が適用されます。
まとめ
『Amazon Kids+(旧FreeTime Unlimited)』はAmazonさんの説明ページやヘルプに載っていない内容が多く、確認に時間がかかりましたが、疑問がすべて解決できてすっきりです。
米国では実現しているAndroid端末向けアプリの提供が日本でも開始すれば一気に普及する可能性もありますから、これからの盛上がりに期待ですね。
ご協力いただきましたカスタマーサービスのご担当者の方々、ありがとうございました。